はじめまして、
ゆるふわサラリーマンのAno(Twitter)です!
今回は改めて、終身雇用の崩壊する時代を生き抜くためにはどすべきかを記事にまとめました。
これからの働き方はどうすべきですか?
・会社について不安・不満を感じる
・将来のキャリアについて不安を感じる
終身雇用はもうすでに崩壊している??
「正直言って、経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです。どうやってそういう社会のシステムを作り変えていくか、そういうことだというふうに(大学側と)お互いに理解が進んでいるので」
日本経済団体連合会(経団連)の中西宏明会長
このように日本経済団体連合会(経団連)の中西宏明会長は発言がされており、
また下記のデータは諸外国と比較した平均賃金と生産性です。
諸外国と比較しても低い数値になっております。
このような現状を踏まえても、日本の置かれている現状はなり厳しいと思われます。
ではなぜこのような現状になってしまったか
これは日本の終身雇用という雇用制度に原因があると考えます。
終身雇用の負のスパイラル
なぜ生産性は低いのかは、下記のような終身雇用による
負のスパイラルがあると考えます。
年功序列により、成果の大小によらず給与が変わらない場合に優秀な人が損をすると感じます。
それによってモチベーションは低下します。
特に頑張っても、頑張らなくても給料が変わらないなら、最悪働かなくなるリスクもあります。
そのために正当な評価をもらえる企業、より待遇の良い会社に転職します。
もしくは働く意欲の低くなった社員は最低限の仕事だけをする、窓際族やぶらさがり社員が相対的に増えていきます。
その結果、生産性が更に低下すること可能性が大いにあります。
ピーターの法則
ピーターの法則とは「人は無能になるまで昇進を繰り返す」という法則です。
1.能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世する。
したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能な中間管理職になる。2.時が経つにつれて、人間はみな出世していく。
無能な平構成員は、そのまま平構成員の地位に落ち着く。
また、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。
その結果、各階層は、無能な人間で埋め尽くされる。3.その組織の仕事は、まだ出世の余地のある人間によって遂行される。
ピーターの法則 – Wikipedia
このような法則が成り立つのはまさに日本の雇用制度である大企業【終身雇用制度】ではないでしょうか?
しかしその終身雇用制度というシステムはなぜ崩壊、限界があるのか?
終身雇用制による日本の雇用システムの限界(特に大企業の場合)
①人材の育成が難しい
☞自ら考えて行動すことが少ないために、ぶら下がり社員が増える。
☞特に日本の終身雇用制を考えた際にYESマンの方が出世しやすいという構造があるために意見を言う人も少ない
②人材の流動性が難しい
☞会社や部門のポジションが固定化されていることが多いために、視野が狭い
☞決まった仕事内容しかできないために、スキルの向上・習得などの幅が少ない
③人材の雇用が難しい
☞会社の業績が悪化している中で、人材特に新人の採用などの間口が狭くなる
☞年功序列により、人件費が高い人=同じような成果を捻出できるという構図が崩れてきている
このような終身雇用制には大きく3つの難しい問題がある。
そのような問題に対して具体的な解決策、特に大手企業はすぐに取り組むことはかなり困難であると言える。
なぜなら社員数が多いために、大きな組織こそ変化は非常に困難となります。
そのためにも終身雇用制は現状維持できていても、いつか崩壊する可能性が大いにありえます。
終身雇用が崩壊するとどうなるか?
これから直面するリスクとしては下記の2つがあります。
①1つの会社で働き続けることはより困難で、より手取りが減っていく
②早期退職の年齢が下がり、人件費の削減とスキルのない人材の大量流出
そのために仕事、本業だけで稼ぐことはかなりのリスクがあると考えられます。
現状を維持するだけでもかなり困難な時代に突入していきます。
もしスキルを高めてもそれが会社から評価されるのか、これは運、人間関係などの要素があります。
そのために複数の収入の柱を用意することが必要になります。
これからは副収入(本業以外、もしくは本業の延長となる仕事)が必須の時代
以上を踏まえて、企業は社員の雇用維持はより困難になります。
具体的な対策として下記があります。
①投資 ☞ 株式投資、NISAなどの資産運用
②副業 ☞ スキルを磨くことで、本業以外の副業をする
最適解は企業に依存しないサラリーマンになる
本業+副業という働き方
現状維持がもっとも恐ろしい
それぞれの置かれている現状は様々なために「これ!」という明確な正解はありません。
ただ当然ですが、大事なことはどの選択にもメリット、デメリットがあります。
組織においても今日の正解が、明日の正解とは限りません。
また同じような失敗を組織は繰り返すこともあります。
そのために企業、時代に影響しない『企業に依存しないサラリーマン』になることが必要です。
記事のまとめ
①終身雇用制において制度維持の限界がある
②これからは会社レベルではなく、個人のレベルで考えることが必要である
③スキルを高めて、会社で出世するもしくは副業をする